中近世の賃貸歴史(Middle Ages & Modern History of Rental)
● 近世の賃貸歴史(Modern History of Rental)
この長屋という形態は、主に江戸などの都市部に暮らす商人や職人を対象としたもので、これまでの農家向けの賃貸制度とは異なり、土地ではなく住居を賃貸する形に進化しました。
当時の江戸は、人がどんどん集まり住居が不足するような状況であったため、この賃貸制度はますます発展していきました。
今も昔も、住居は人間の生活にとって大変重要なものとは疑う余地もないことであります。
【豆知識】
まず昭和期の日本史教科書を見ておく 「(孝明)天皇が御位をおつぎになったころ、わが港湾をうかがふ外夷には、新たにアメリカ合衆国が加わりました。アメリカは、独立後西方へ領土をひろめ、嘉永元年には、つひに太平洋岸に達しました。しかも、太平洋における活動の基地をわが国に求め、嘉永六年、ペリーを使節として、通商をせまって来ました。
【続き】
その住居を賃貸できるとなり、大勢の人々がその賃貸制度を使ったことによって、江戸時代の都市部においては、それが賃貸というスタイルのメインストリームとなってきました。
また、住むごとに生じてくる賃料は店賃と呼ばれ、現在の家賃のようなものとして、あらかじめ設定された期日に支払いをしてもらうという形が定着してきました。
この合理的な賃貸制度は、現在の賃貸の形態にそのままつながるもので、立地条件などによって賃料の相場が決定するなど、現在と同じスタイルがまさににそこにはありました。
また、当時から日本の都市部は住居として利用できる土地が多くはなかったため、その当時から、賃料の相場は都市部に行けば行くほど高くなっていくような状況となっていました。
その点については、現代と変わらない状況であるともいえます。現在では、日本の経済において第一次産業は縮小傾向にあるために農地を賃貸することはほとんどありません。
しかし、都市部に人口は集中し皆が都市に住居を求めるため、住宅の供給が追いつかず、賃貸住宅は増加し続ける傾向と見込まれます。
その後、賃貸の仕組みが、明治維新という近代化の過程に伴ってより現代のような形として一層固まってきました。
賃貸概説前編(What is Rental? Part I)
賃貸概説後編(What is Rental? Part II)
中世の賃貸歴史(Middle Ages History of Rental)
近世の賃貸歴史(Modern History of Rental)
明治時代の賃貸(the Rental Service during Meiji Period)
現在の賃貸に与えた影響(Effects on the Recent Rental)
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